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SERVICES

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予防医療

予防医療
PREVENTIVE SERVICES

予防接種

VACCINATIONS

混合ワクチン

当院では、犬では5種と10種、猫では3種と5種混合ワクチンをご用意しております

当院では、世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインに記されている国際基準に則った予防接種プログラムを採用しております。

ワクチン抗体の持続時間は病気の種類によって異なります。ワクチンの種類によっては、3年に一度の接種で十分な場合があるのでご相談ください。

犬の混合ワクチン 5種 10種
犬ジステンパー感染症
犬伝染性肝炎(アデノウイルス1型)
犬喉頭気管炎(アデノウイルス2型)
犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症 -
犬レプトスピラ病(4種) -
猫の混合ワクチン 3種 5種
猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス)
猫カリシウイルス感染症
猫汎白血球減少症(パルボウイルス)
猫クラミジア感染症 -
猫白血病 -

狂犬病ワクチン

狂犬病は現在日本で発生のない病気ですが、今後もし海外から入って来てしまった場合に日本国内で拡散しないように、年に1回、国内の犬に接種することが法律で義務付けられています。

狂犬病ワクチンの接種後は市役所に届けなければなりませんが、毎年4-6月の間に当院で接種した場合、届出を代行させていただきます。

    

仔犬・仔猫の予防接種

仔犬・仔猫は移行抗体(お母さんからもらう抗体)の関係で、4ヶ月齢になるまでに2-3回の予防接種をしなければなりません。

ペットショップでお迎えする場合、ショップにて数回予防接種を行う場合があるので、確認して証明書をお持ちになってください。

ワクチンの副作用について

予防接種の注射後に、発生率は非常に少ないものの、副作用が生じる場合があります(犬で1000頭に3頭、猫で1000頭に5頭といわれています)。

などの症状が接種後2時間以内にみられた場合は当院にご連絡ください。

ワクチン接種時の注意点

フィラリア予防

HEARTWORM PREVENTION

フィラリアとは

フィラリア症の症状

フィラリアに感染した犬では下記のような症状がみられる場合があります。

心臓の超音波検査では、このように寄生したフィラリア虫体を確認することができます。

感染した虫体の数により治療法が異なりますが、虫体が多ければ多いほど予後は悪くなります。

予防期間

4月から11月下旬あるいは12月上旬までが予防期間です。月に1回の投薬日を決めておきましょう。蚊が出なくって1ヶ月後まで投薬することが大切です。

※予防薬は毎月必ず飲ませないと十分な効果が得られません。前年度に飲み忘れた月がある場合や、初めてフィラリア予防薬を飲ませる場合には必ず「フィラリア抗原検査」を受けてください。

<例>

フィラリア抗原検査

フィラリアの感染の有無を迅速かつ正確に調べることのできる検査を行っております。フィラリアが感染している状態で予防薬を飲ませると、重大な副作用により死亡してしまう可能性があるため、前年度の予防が不十分と思われる場合は必ず検査を受けてください。

抗原検査は血液検査で、15分程度で結果が出ます。

フィラリア予防薬

フィラリアの予防薬(駆虫薬)には次のような種類があります。

錠剤
  • スタンダードなお薬です。
  • お薬に慣れているワンちゃんにおすすめです。
顆粒剤
  • 顆粒薬なので、ご飯に混ぜることができます。
  • 錠剤が苦手なワンちゃんにおすすめです。
  • 予防薬の中でいちばんリーズナブルです。
チュアブル
  • ジャーキータイプのお薬です。
  • オヤツの好きなワンちゃんにおすすめです。
  • ノミ・ダニ駆除も同時にできるオールインワンタイプもございます。
スポット
  • 月に1回背中に滴下する予防薬です。
  • 飲み薬の苦手なワンちゃんにおすすめです。
  • 猫ちゃんのフィラリア予防にも有効です。
  • ノミの駆除も同時にできます。
注射
  • 予防効果が1年間持続する注射薬です。
  • 飲み薬の苦手なワンちゃんにおすすめです。
  • 6ヶ月齢以上のワンちゃんに使用することができます。

フィラリア症の治療

虫体を摘出する手術や薬物治療により虫体を駆除する方法がありますが、大量寄生により全身の状態が悪い場合、治療が困難となる場合もあります。

当院では米国犬糸状虫学会(AHS)で推奨される薬物療法を取り入れております。詳しくはお問い合わせください。

ノミ・ダニ予防

FLEA & TICK PREVENTION

ノミ・ダニ予防の重要性

ノミやダニの寄生は、痒みを生じるだけでなく次のような病気の原因にもなり得ます。

特にSFTSは近年ニュースにもなりましたが、マダニが媒介するウイルス感染症で、ヒトに感染し重症化すると死亡する可能性もある恐ろしい病気です(犬や猫での発症は報告されていません)。

マダニは公園や庭の草木に生息し、犬や猫へ寄生するチャンスを伺っています。マダニの活動が活発な4月-12月は必ず予防しましょう。

ノミは、気温が13℃を超えると活動・繁殖が活発になります。年中暖かい日本の家の中はノミの繁殖に最適な環境です。室内飼育のワンちゃんやネコちゃんは年間を通して予防することをおすすめいたします。

ノミ・ダニ予防薬

月に1回の投薬で、ノミ・マダニを駆除することができます。背中に滴下するスポット剤と飲み薬(犬のみ)をご用意しておりますので、ご相談ください。また、1回の投薬で3ヵ月間効果が持続するスポット剤もおすすめです。

フィラリア予防を兼ねたオールインワンタイプもございますので、ぜひご検討ください(犬では飲み薬、猫ではスポット剤となります)。

*フィラリアの予防を兼ねたお薬です。

避妊・去勢手術

SPAYS & NEUTERS

なぜ避妊・去勢手術が必要なのか

飼い主の皆様は、健康なペットに手術を受けさせるということに抵抗感を抱かれると思いますが、将来的な病気の予防という点で大きなメリットがあります。

ペットに手術を受けさせるかどうか迷われている方は、下記の内容をご覧になってご検討ください。

手術のメリット・デメリット




  • 望まれない妊娠を防ぐ。
  • 性ホルモンに関連した病気を予防できる。
  • 性ホルモンに関連した問題行動を抑制できる。




  • 繁殖ができなくなる。
  • 太りやすい体質になる。
  • 全身麻酔のリスクがある。

手術によって予防できる病気

♀乳腺腫瘍

犬や猫の乳腺に発生する腫瘍です。犬ではその約50%が悪性(いわゆる乳ガン)で、特に猫では約90%が悪性といわれているため、注意が必要です。

乳腺腫瘍の発生には女性ホルモンが関与しているため、なるべく若い頃に手術を実施することで予防することができます。

避妊手術の時期と乳腺腫瘍の発生率との関係について、下のようなデータが報告されています。

初回発情前に手術 0.5%
2回目の発情までに手術 8%
2回目の発情以降に手術 26%
6ヶ月齢以前に手術 9%
7 ~ 12ヶ月齢に手術 14%
13 ~ 24ヶ月齢に手術 89%

このように、早期の避妊手術によって乳腺腫瘍の発生を予防できる可能性が高いため、当院では、6ヶ月齢前後の犬・猫に対して避妊手術をおすすめしております。

♀子宮蓄膿症

子宮の中に細菌が感染し、多量の膿が溜まってしまう緊急疾患です。放置すると、細菌の影響が全身に及び死亡してしまいます。

発情終了から2ヶ月前後に陰部から膿(おりもの)が出たり、元気・食欲が無い、水をよく飲むなどの症状がみられた場合、本症が疑われます。

緊急で避妊手術(子宮卵巣摘出)を行うことになりますが、全身の状態が悪ければ悪いほど、手術のリスクも高くなります。

若い頃に避妊手術を実施しておけば、発症することはありません。

♂前立腺肥大

膀胱のすぐ側にある前立腺は、男性ホルモンの影響で年齢を重ねると徐々に大きくなり、排尿時のキレが悪くなる、血尿が出る、便が長細くなるなどの症状を引き起こします。

去勢手術を行うことによって、男性ホルモンの影響を断ち切ることができるため、前立腺は小さくなります。

♂肛門周囲腺腫

男性ホルモンの影響で、おしりの周りに発生する腫瘍です。去勢手術を実施することで、発生を予防することができます。

♂精巣腫瘍

精巣にできる腫瘍で、左右の精巣のサイズが異なる場合に疑われます。特に潜在精巣(片方の精巣しか降りていない)の犬では、お腹側の精巣が高い確率で腫瘍になりますので、早期の去勢手術をおすすめいたします。

手術の流れ

避妊・去勢手術の流れは下記の通りとなります。

  1. 診察
    • 簡単な健康診断を行います。
    • 身体的な異常が認められた場合、術前の検査をおすすめさせていただくことがあります。
  2. 手術の予約
    • 通常、去勢手術は日帰り、避妊手術は1泊入院となります。
    • より安全に手術を行うため、「あんしんパック」でのご予約をおすすめいたします。
  3. 手術日当日
    • 当日は朝ごはんを抜いて10時頃にご来院ください。(前日の晩ごはんは20時前後までにしてください。)
    • 手術はお昼に実施いたします。
  4. 退院
    • 傷口を舐めないようにエリザベスカラーをお渡しします。
    • ストレスを感じやすいペットには「エリザベスウェア」(術後服)もご用意できますので、ご相談ください。
  5. 抜糸
    • 退院後10 ~ 14日目に抜糸します。
    • 猫の去勢・避妊手術では抜糸の必要はございません。

※術後は傷舐め保護のため、エリザベスカラーまたはエリザベスウェアが必要です。お持ちの場合は手術当日にお預けください。お持ちでない場合は退院時にご購入ください。

エリザベスカラー&ウェア

手術の後は、エリザベスカラーまたはエリザベスウェアを装着し、傷舐めを防止します。

エリザベスウェアでは、首回りの不快感や食事のとりずらさなどのストレスを解消することができるため、カラーの苦手なペットにおすすめです。

手術時のオプション

避妊・去勢手術は全身麻酔をかけて行います。その間にできる処置を同時に行えば、痛みや新たに全身麻酔をかける回数を減らすことができ、ペットの体への負担を軽減することができます。

※手術時の状況によっては、安全な麻酔管理を行うために、オプション処置を中断あるいは実施しない場合もありますので、予めご了承ください。