本クリニックでは麻酔や手術における「安全性」を高めるために、次のような措置や対応をしています。  
     
     
   麻酔下で行っている手術中に、動物の心拍数が上がったり、時には「不整脈」が出ることがあります。これは麻酔をかけていても体が「ひどい痛み」を感じているからです。麻酔を深くかけると「痛み」は感じなくなりますが、麻酔のリスクは増大します。本クリニックでは、「麻酔」に先だって副作用の少ない「鎮痛剤」を使用(先制鎮痛)することで、手術中の痛みによるストレスを減らすとともに麻酔の量を減らしそのリスクを軽減しています。

 
   
   手術中に体の状態を常にチェックできる機器が「生体モニター」です。術者は下記のような点に留意しながら、モニターに示されるわずかな異常も見逃さず、素早く対処しています。

「動脈血酸素飽和度」 ※常に95〜100%でなくてはいけません。
「血圧」 ※収縮期圧が50より下がると危険です。
「炭酸ガス呼吸曲線」※曲線の形を見ることで、換気状態がわかります。
「心電図」の異常、「体温」の降下にも注意します。
 
   
   
   手術前の動物の状態に、最も安全と思われる「鎮静薬」を注射し、「気管チューブ」を挿入します。この気管チューブを通して「吸入ガス麻酔」を行います。麻酔の深さは「気化器」で調整します。  

 
   
 
 血管の多い部分の手術は、「電気メス」だけでなく「ソノサージ」を併用します。ソノサージを使うと血管をいったん凝固したうえで切開(凝固切開)を進めるため、出血を止めるための糸による縫合結紮の手間が省かれ、手術時間を大幅に短縮できます。 
 
   
   「PDSU」という特殊な縫合糸を使っています。単線で吸収性の糸のため、感染や組織反応を減少できます。

 
   
    手術中に着る「ガウン」・「手袋」・「ガーゼ」・「シーツ」など全て使い捨てのものを使用しています。コストはかかりますが、これによって「術後」の感染症が防げます。